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2023年09月08日2024年01月12日
えがお写真館

光の当て方で写真の内容が変わる!?

 

えがお写真館 土谷陽介

 

昔に比べてカメラ付き携帯やコンパクトカメラの普及や、お友達にメールで写真を送ったりブログやInstagramなどに写真を載せたりする機会があったりと、写真を自分で撮影する事が以前より増えたりしてませんか?

 

人物写真を撮影する機会も意外に多いかと思いますが…

 

なかなかうまく撮影出来ないのも事実…

 

そこでどうすれば可愛く、あるいはかっこよく撮れるのか、写真初心者でも比較的簡単に使えるテクニックをご紹介したいと思います。

 

今回も、前回に引き続きライティング編です!

 

【光の当て方で写真の内容が変わる!?】

 

前回は自然光の使い方をご紹介致しましたが、今回は1ランク上のライトを使ったライティング方法をお伝えします。

 

写真を構成するにあたり、光の当たる向き、角度、強さ、そのほか撮影場所の状況が組み合わさって光の状態は変化します。

 

まずはそれぞれ、どのような写り方をするのか見ていきましょう。

 

光の方向には色んなバリエーションがあります。

 

順光、斜光、反逆光、逆光。

 

光の当たる様々な角度によって同じ被写体でも写真の内容が大きく変わって来ます。

 

【順光】

 

カメラ側から被写体に当たるフラットな光。

被写体をくっきり鮮やかに表現できます。

 

全体的に光が当たるため凹凸や奥行きは出にくくなりますのでシワや目の下のクマ、首の下のシワなどマイナス要素をカバー出来ます。

 

ただし、印影がなくなる為、ドラマチックな要素が薄くなってしまいます。

 

女性の証明写真②

 

【斜光】

 

被写体の左右側面から当たる光。

 

被写体の凹凸に合わせて明るい部分と陰になる部分ができ、とても立体的な写真になります。

 

印影が出て来ますので、深みのある絵作りが可能です。

 

明るい部分と陰になる部分ができ、立体的な写真

 

絵画の技法では昔から使われているテクニックです。

斜め45度からの光の方向性をうまく利用して深みのある絵画表現をしていたオランダの画家レンブラント。

 

「光の画家」「光の魔術師」の異名をもつ彼の特長はこの斜め45度の光のライティングです。

 

この斜め45度の光を利用したライティングを今ではレンブラント光と呼ばれ、プロカメラマンの間ではライティングの基礎になっています。

 

オランダの画家レンブラント

 

【逆光】

 

カメラ側の反対側から被写体に当たる光。

 

斜め後ろから当たる光を半逆光と呼ぶ場合もあります。

 

背後から光が当たるため被写体の前面は暗くなりますが輪郭が際立ちます。

被写体自体が暗くなりすぎる事が多く、露出補正やストロボ、レフ版などで明るさを調整しながら撮影します。

 

夏の強い日差しの場合はシャドー部が落ちてコントラストが強くなる為、男性の場合は渋くカッコ良い写真になりますが、女性の場合はシワなどが強調されてしまうので注意が必要です。

 

逆光の写真

 

【光の質】

 

光の強弱も写真に影響を与えます。

 

日中の晴天時や明るいライトなどは強く、硬い光になります。

 

彩度とコントラストが高くなり、明るくはっきりとした色合いの写真になります。

デジタルカメラは白飛びに弱く、逆に影の部分が濃く出て黒くつぶれてしまう事が多いです。

 

カメラの設定などでハイライトとシャドーのバランスを調整しながら撮影するとよいでしょう。

 

逆に曇りの日やレースのカーテンを通した窓からの室内などは弱く、やわらかいフラットな光になります。

 

彩度・コントラストともに低くなり、ふんわり淡い印象の写真に仕上がって来ます。

 

女性が被写体の場合は、柔らかい光に包まれお顔も綺麗に写ると思います。

 

彩度とコントラストが高くなり、明るくはっきりとした色合いの写真
 

【まとめ】

 

このように、光の当てる角度、強さによって同じ被写体でもイメージが180度変わって来る事が分かって頂けたかと思います。

 

この光を上手くコントロールしながら1ランク上の写真表現を、是非一度試してみてください!

 


 

 

つちや・ようすけ
都内広告撮影スタジオ勤務後、日本広告界を代表する写真家上田義彦氏の元で年間の修行期間を経て、2018年よりえがお写真館に所属。現在店長を務める。その微細な光を駆使したライティングとフィルム時代から養ってきた撮影、プリント技術を駆使した写真には定評がある。

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